入院 当日

オペ2日前入院であった。

2日前より、生食の点滴をして術中、低血圧になりすぎないよう、手術に向けての身体作り。入院するにあたって、何が必要なのか、まず入院blogを拝見し、情報を集めた。病院からは、必要最低限の持ち物しか伝えられない。

 

入院時役立ったのが、①S字フック  ②お尻ナップ  ③トイレその後に(消臭)

⑤延長コード  ⑥イヤホン  ⑦シュワシュワ鳴らない手提げ袋  ⑧斜め掛けバッグ(小)  ⑨ティッシュケースを壁掛け出来る入れ物  ⑩マスキングテープ(ペンで書けるタイプ)

 

入院当日、まず荷ほどきし、セッティングし、ワチャワチャ。その間、麻酔科の担当医と初対面。淡々と麻酔の説明を受ける。怖い話しもちらほら聞く。そして、サイン。全身麻酔、硬膜麻酔していくとの事。とても若い先生で、大学病院らしい担当だった。麻酔の説明冊子を貰い、読んでおくようにと、言われる。怖い事が、色々書いてあるが、大丈夫ですよ。と心強いお言葉。私はその冊子の中で、術中覚醒というものだけは、したくないと、思った。その名の通り、オペ中、目覚めてしまう怖い痛い状況だ。。。

 

他にも入院1日目は、色々な担当医が挨拶に来た。薬剤師、看護師、医師。

 

1日中、点滴をし、院内探険をし、何処に何があるか、入院中自分の居場所探しなどし、その日を終えた。

副腎腫瘍 褐色細胞腫

人生初の手術を2019.5.20に行い、その経過をblogに記していこうと思う。

 

平成最後の1月末に、たまたま検診でその黒い影は見つかった。

それから、子育てと仕事の合間を縫って、検査通院が始まる。色々な検査をした。採血、採尿、蓄尿検査、造影CT、全身シンチグラムなど。お金も飛ぶし、子供が小さくて、入院の間の心配事等、不安が大きかった。

 

診断は、片方の副腎に8cmの腫瘍がある、褐色細胞腫。怒りのホルモンと呼ばれるものが、多目に出ているという状態であった。しかし、本人に自覚症状なし。高血圧になるパターンが多いとの事だが、私は、低血圧。また大き目の腫瘍との事で、大変珍しいとの事。学会レベルと言われた。また、ある病院では、『サイズが大きすぎて、ウチの病院では、手術するのが正直難しい。』と断られた。正直に、伝えてくれて、有難かった。要は、設備が整った、ある程度、副腎手術をしている病院が安全という事らしい。

 

副腎手術は、年に数件レベルの、レアな手術。大学病院など大きな病院で20〜40くらいの手術件数だ。しかも、小さめな腫瘍の場合は腹腔鏡手術だが、5cm以上になると開腹手術が安全とされているらしい。

 

私の場合、大きい腫瘍であるから、開腹手術。しかも肋骨を一本折って、手術すると言うのだから、身がブルブルした。